スタッフブログStaffblog

2020/08/04

夏休み。こんな自由研究いかがですか?

夏休み、お子様の宿題に苦労される親御さんも多いのではないでしょうか?なかでも、自由研究は最後まで残りがち。そこで今回は、自由研究のテーマとして、お家にあるもので簡単に出来る歯科実験をご紹介します。

この実験では「フッ素のはたらき」を簡単に学習することができます。用意するのは、フッ素入りの歯磨き粉、お酢、卵、透明のコップなどの入れ物、油性マジックです。卵を歯に見立てて、お酢を酸性になったお口の中の環境として、卵の変化を確認します。

実験の手順は・・・
1.卵の中心に油性マジックで線を引き、半分に○、半分に×など、分かるように印を書きます。(フッ素を塗っている部分を半分、フッ素入りの歯磨き粉を塗っていない部分を半分にして、違いを確認できるようにします)
2.○を書いた方にだけフッ素入り歯磨き粉を塗り、濡らしたキッチンペーパーにくるんで、約半日ほど置いておきます。
3.歯磨き粉を水洗・拭き取り(マジックが落ちないように)、2倍に薄めたお酢に卵を入れて変化を観察します。

この実験で、卵の半分から泡がたくさん出てきて、もう半分からは泡が出ないのが確認できれば成功です。フッ素入りの歯磨き粉を塗った卵の半分は溶かされないことが分かるので、フッ素が歯を守るはたらきについて気付いてくれればばっちりです!そこから、フッ素の役割を調べてまとめるたり、実験から研究を深めることもできます。今年の自由研究は、歯科の内容をテーマにしてみてはいかがでしょうか?

以前のブログでフッ素の種類について説明していますので、良ければこちらもご覧下さい>>>フッ素の種類

<< >>