2019/06/25
今回は妊婦さんに向けての内容です。昔からよく「妊娠すると歯ぐきが悪くなる」といいますよね。妊娠に大きく関わっているのが、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンです。妊娠中に増加していくこの2つのホルモンは、妊娠の維持や出産においてとても重要な役割を果たしています。
しかし、これらのホルモンはお口の中の環境にも影響を与えます。まず、ホルモンが増加することで細菌叢や唾の量が変化していきます。その上、妊娠中の食生活の変化やつわりにより炎症が起こりやすく歯肉炎になりやすい状態に変化します。歯肉炎を放置してしまうと歯周病に繋がる可能性が高く、重度の歯周病に罹患している妊婦さんに関しては、早産や低体重児出産のリスクが7倍も高くなることも分かっています。
妊娠中、お口の中を清潔に保ち歯肉炎から予防していくことは、ご自身の歯を守るためにも、産まれてくる赤ちゃんのためにも必要だということです。
妊娠中は歯医者さんに行けないと思われている方もおられるかもしれませんが、安定期に入れば安心して治療やクリーニングを受けていただくことができます。私たちと一緒に元気な赤ちゃんを迎える準備をしていきましょう!
治療メニューMenu
9:30~12:30 / 14:30~19:30
(水・土は17:30まで)
休診日 : 日・祝日