2019/06/18
突然ですが、おじいちゃん・おばあちゃんのお口の中をイメージしてみてください。きっと、「入れ歯」を想像しますよね。歳を取ると、入れ歯になるイメージを持っておられる方が多いのではないでしょうか?
次に、歯がなくなってしまって、総入れ歯を入れる自分を想像してみてください。意外と自分に置き換えて考えると、歯が無い自分を想像できないものです。では逆に、あなたは入れ歯にならない自信はありますか?それもない方が多いかと思います。実際に日本では、80歳で20本の歯を維持できている方は約半数です。
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もしかしたら、「入れ歯でもいいじゃない!見た目もキレイだし!」と思われる方もおられるかもしれません。しかし、入れ歯と天然歯には大きな違いがあります。一番の違いは、噛む力。総入れ歯は歯茎で支えているだけのものですので、天然歯に比べて、噛む力が約1/5になるとも言われています。そのため、痛みが出たり不安定で食事を十分に噛めないことが多くあります。そうするとこのようなことが起こります。
硬い物や、食べたい物が食べられない
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食事の選択肢が狭くなる
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食事が楽しくない・億劫
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食べられる物を食べるようになる(軟食化)
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咀嚼回数が減る
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噛んだときに伝わる脳への刺激が伝わらない
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認知症になりやすくなる。
このように、入れ歯は噛めないだけでなく、認知症のリスクを高めることに繋がっています。ご自身の歯をなるべく残せるような治療や予防に取り組む意味や、ご自身の歯で食事ができる価値をご理解いただけたかと思います。ご自身の歯と健康を守ることができるのは自分だけです。私たちと一緒に入れ歯にならないように取り組んでいきませんか?
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9:30~12:30 / 14:30~19:30
(水・土は17:30まで)
休診日 : 日・祝日