2022/01/24
最近、歯石を自分で取り除くことができる道具が販売されているのをよくみかけます。
患者様の中には、
「この道具があれば、好きなときに自分で歯石取りができるので、わざわざ歯医者でクリーニングを受けなくてもいいのでは!?」
と思われている方も少なくないかと思います。
こんなふうに思われている方は、要注意。
確かに手軽に歯石を取ることができますが、下記のような理由から、ご自身で歯石ととることはおすすめしません。
1.歯や歯茎が傷つく
歯石を取り除く道具は、小さいですが先端が刃物になっています。
適切に歯石がある部分に当たらないと、健康な歯茎や歯を傷つけてしまうことになってしまいます。
2.リスクが高い部分の清掃ができない
歯科医院でおこなう歯石取りやクリーニングは、リスクが高い部分を中心におこないます。簡単にいうと患者様のケアが行き届いていない部分のお掃除です。
多くの方は、ケアが難しい奥歯や歯と歯の間に歯石がついたり、磨き残しが。
そのため、歯ブラシで届きにくい部分の清掃をおこなう必要があり、それは道具が変わっても同じことで、患者様がご自身で隅々まで歯石を取るのは難しいのです。
3.取り残しになる
市販されている道具と歯科衛生士が使用する道具、一見すると同じような見た目に見えますが、実は異なります。
歯科衛生士が使用する道具は、使用する歯によって、刃の長さや角度などが少しずつ異なるものを使用しており、清掃する歯によって、道具を変更しています。
また、常に刃先を研ぎ、道具を管理することで、効率的かつ歯や歯茎を傷つけることなく歯石を取り除くことができるのです。
一言でいうと・・・
専用の道具で、専門のスキルを持ち合わせた衛生士が歯石除去する方が良いよ!
ということです。
市販の道具を購入する前に、一度当院までご相談くださいね。
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(水・土は17:30まで)
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